ばぁちゃんが入院した。
手術をすると聞いたのは手術前日で、なんだかんだで会いに行けたのは手術が終って2、3日経ってからだった。勝気で努力家なばあちゃんのことだったからピンピンコロリだなんて思っていただけあって、急な手術の話を電話ごしに聞いたときは心臓が縮こまった。
病院に行くとばあちゃんはベットで寝ていて、手術の麻酔のせいで意識が朦朧としているばあちゃんの姿がわたしの目の前にくっきりと横たわってきた。
私は幸運なことに、人生の中で入院生活を送ったことはないのでお見舞いで病院に通うくらいだけれど、いつも病院に行くと外の世界がどれだけ暴力的に身体を無視しながら生きているのかを思い知って病院をあとにするのだけれど、病院を出たあとだとその眩しすぎる生命力に憎悪すら感じる。まぁそうでないと「普通に」は生活できないし、わたしも病院を去って1週間もするとそんなことも忘れて普通の生活に戻るのだけど。
病院から帰る車で父は「もってあと一年だ」と自分に言い聞かせるようにぶっきらぼうにいったので、言われた最初なんでそんなこと言えちゃうんだよ!って思ったけど、そういって他人に言い聞かせてないと父自身がやってられないのだろうと察して無言の返信をしといた。
それにしても看護師さんの小さい子に話しかけるような妙に馴れ馴れしい喋り方には虫酸が走る。
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